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テックメンターの給付金|実質87,560円になる条件と、ならないケース

Tech Mentor(テックメンター)の「生成AI×業務効率化 実践コース」は、受講料437,800円が給付金で実質87,560円になると案内されています。ただ、この金額になるのは条件をすべて満たした場合だけです。
この記事では、87,560円になる条件と、ならないケース、ハローワークでの手続きの順番を整理します。運営者(INTEGRATE DESIGN)はTech Mentorの受講も相談会への参加もしていません。内容はすべて、2026年10月20日にTech Mentorの公式サイトと厚生労働省・ハローワークの公式情報で確認したものです。
コースの概要
| 項目 | 内容(公式サイトの記載) |
|---|---|
| コース名 | Claude Code特化|生成AI×業務効率化 実践コース |
| 運営 | 株式会社if |
| 期間 | 3か月(1か月目は全員共通、2〜3か月目は自分の業務に合わせた個別カリキュラム) |
| 学び方 | 原則すべてオンライン。週1回30分のメンタリング(Zoom)、Slackで質問し放題(平日24時間以内に返信) |
| 対象 | 非エンジニアのビジネスパーソンが中心。プログラミング未経験でも可 |
| ゴール | 転職ではなく「いまの業務にAIを組み込んで成果を出すこと」 |
| 給付金 | 厚生労働省の専門実践教育訓練給付金(Reスキル講座)の認定コース |
学ぶツールはClaude Code(AIに指示してプログラムを動かすツール)に絞られています。ChatGPTの使い方を広く学ぶ講座とは性格が違う点は、申し込む前に押さえておきたいところです。
料金:一括・月額・教材費(テックメンター 料金)
| プラン | 金額(税込) | 給付金 |
|---|---|---|
| 3か月コース(一括) | 437,800円(入会金込み) | 対象(最大80%) |
| 月額プラン | 月32,780円(税抜29,800円)+入会金110,000円(税抜100,000円)。3か月で約208,340円 | 対象外 |
| 教材費 | どちらも別途最大20,000円 | 給付の対象になるかは公式で確認できず |
- 給付金を使えるのは3か月コース(一括)だけです。月額プランは「給付金を使わない人向け」と案内されています
- 給付金を使う場合も、提携ローン(EduCareマネー)での分割払いができると書かれています。金利などの条件は公式サイトでは確認できませんでした
- 料金ページには「2027年4月に一部コースの受講料を改定予定、2027年3月31日までの申し込みは現行料金」とあります。このコースが改定の対象かは確認できませんでした
給付金の仕組み:50%→70%→80%(テックメンター 給付金)
このコースは、厚労省の専門実践教育訓練給付の対象です。給付は3段階に分かれていて、それぞれ条件と申請の時期が違います。
| 段階 | 条件(厚労省) | 給付額(437,800円の場合) | 累計 |
|---|---|---|---|
| ① 50% | 受講して修了する | 218,900円 | 218,900円 |
| ② +20%(計70%) | 訓練に関する資格を取得し、修了の翌日から原則1年以内に雇用保険の被保険者として雇用される(在職中の人は、雇用されたまま1年以内に資格を取得) | 87,560円 | 306,460円 |
| ③ +10%(計80%) | 修了後の賃金が、受講開始前と比べて5%以上上がる | 43,780円 | 350,240円 |
437,800円 − 350,240円 = 87,560円。これが公式の「実質87,560円」の計算です。年間の上限(50%で40万円、70%で56万円、80%で64万円)には届かないので、上限で減ることはありません。
給付を受けられる人の条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 雇用保険の加入期間 | 受講開始日時点で3年以上。初めて教育訓練給付を受ける人は2年以上でよい |
| 離職している場合 | 離職の翌日から受講開始日までが1年以内 |
| 前回の受給 | 受講開始日の前日から3年以内に教育訓練給付金を受けていないこと |
| 事前の手続き | 訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードをもらい、受講開始の2週間前までにハローワークで受給資格確認 |
Tech Mentorの公式サイトでは「雇用保険に2年以上加入」と書かれていますが、これは初めて給付を受ける人の条件です。過去に教育訓練給付を受けたことがある人は3年以上必要です。
実質87,560円にならないケース
| ケース | 給付 | 実際の負担(教材費を除く) |
|---|---|---|
| 80%まで受け取れた | 350,240円 | 87,560円 |
| 資格取得・就職の条件は満たしたが、賃金が5%上がらなかった | 306,460円 | 131,340円 |
| 修了はしたが、追加の条件を満たせなかった | 218,900円 | 218,900円 |
| 雇用保険に入っていない個人事業主 | 0円 | 437,800円 |
| 加入期間が足りない(初回2年/2回目以降3年) | 0円 | 437,800円 |
| 前回の受給から3年たっていない | 0円 | 437,800円 |
| 受講開始の2週間前までに手続きしなかった | 0円 | 437,800円 |
- 賃金が上がらないことはよくあります。 今の会社に残って業務を効率化するのが目的なら、80%の条件(賃金5%以上アップ)は自分では決められません。計画は「70%まで」か「50%まで」で立てておくと安全です
- 50%止まりなら、月額プランとほぼ同じ。 一括で50%だけ受け取ると負担は218,900円、月額プランを3か月で終えると約208,340円です。給付の対象外になる人は、月額プランも比べてください(成果物の数など内容に差があるかは、相談会で確認を)
手続きの流れ(時系列)
| いつ | やること | 出典 |
|---|---|---|
| 受講開始の2〜3週間前まで | Tech Mentorの無料個別相談会(1対1・Zoom 60分)で、給付金を使いたいと伝える | Tech Mentor |
| 受講開始の2週間前まで | 訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを予約・受けて、ジョブ・カードの交付を受ける(予約から実施まで1〜2週間かかると案内あり) | 厚労省/Tech Mentor |
| 受講開始の2週間前まで | ハローワークで受給資格確認の手続き | 厚労省 |
| 受講開始前 | 受給資格者証などの交付を受ける | Tech Mentor |
| 講座開始の3営業日前まで | 受講料437,800円を支払う | Tech Mentor(特定商取引法表記) |
| 3か月 | 受講・修了 | ― |
| 修了後1か月以内 | ハローワークに50%分を申請 | Tech Mentor/ハローワーク |
| 資格取得・就職の日から1か月以内 | +20%分を申請 | ハローワーク |
| その日の翌日から6か月たってから6か月以内 | +10%分を申請(賃金台帳や給与明細などで受講前と比べる) | 厚労省 |
ハローワークは住所を管轄するところに行きます。キャリアコンサルティングの予約が埋まっていることもあるので、受講開始日から逆算して1か月前には動き始めると安心です。
先に全額払う:資金計画
給付金は後払いです。437,800円(+教材費)をいったん全額払い、修了してから申請して受け取ります。
| 時期 | お金の動き | 手元から出ている額の目安 |
|---|---|---|
| 受講開始前 | 437,800円+教材費(最大2万円)を払う | 最大457,800円 |
| 修了後に申請 | 50%(218,900円)が戻る | 約238,900円 |
| 資格取得・就職の条件を満たして申請 | +20%(87,560円)が戻る | 約151,340円 |
| 賃金が5%以上上がって申請 | +10%(43,780円)が戻る | 約107,560円 |
最後の10%は、修了から1年以上あとになることもあります。約46万円を一度出しても生活に困らないか、ローンを使うなら利息を含めていくらになるかを、申し込む前に確認してください。
評判:公式情報で確認できること(テックメンター 評判)
運営者は受講していないため、使い心地の評価は書けません。また、口コミは真偽を確かめられないので、この記事では引用していません。代わりに、公式サイトと公的情報で確認できる事実をまとめます。
- 給付金の対象講座であること:公式サイトでは、厚労省の専門実践教育訓練給付金(Reスキル講座・第四次産業革命スキル習得講座)の認定コースと記載されています。厚労省の「教育訓練講座検索システム」でも確認しようとしましたが、検索画面がブラウザでの操作を前提としていて、講座名・指定番号までは今回確認できませんでした。申し込む前に、ご自身で講座名が載っているか確かめてください
- 相談会は1対1で、入会が前提ではないと公式に書かれています
- 受講者の年齢:個別説明会の申込者の平均年齢は35.8歳、40代は約2割(公式FAQ)。50代の割合は書かれていません
- 「年収+80万円」などの表示は、求人データの平均年収差から出した目安で、「成果を保証するものではない」と公式に注記されています
- 受講生の声は公式サイトに載っていますが、入会フォームの回答からの抜粋です。自分に近い職種・年代の事例があるかを、相談会で具体的に聞くのが確実です
評判を自分で確かめるなら、相談会で次の3つを聞いてみてください。
- 40〜50代の非エンジニアで、このコースを修了した人の割合はどのくらいか
- 給付金の②(資格取得等)は、このコースでは何を指すのか
- 途中でやめた場合、支払ったお金はどうなるか
補助金で安くなるもう1校との比較
| Tech Mentor | ヒューマンアカデミー | |
|---|---|---|
| 制度 | 厚労省 専門実践教育訓練給付 | 経産省 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 |
| 主な条件 | 雇用保険に2年以上(初回)加入など | 在職中で、転職をめざしていること |
| 転職しない人 | 対象になりうる | 対象外 |
| 公式記載の実質負担 | 87,560円 | 140,000円 |
今の会社で働き続けながらAIを業務に入れたい人はTech Mentor、転職を考えている人はヒューマンアカデミーが候補になります。制度の違いは生成AIスクールの補助金・給付金、ほかのスクールとの比較は生成AIスクール比較と生成AIスクールの料金相場で整理しています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 雇用保険に2年以上(初回)入っている会社員
- 今の業務(資料作成・メール・データ集計など)をAIで自動化したい
- 週1回のメンタリングで、成果物まで作りきりたい
- 受講料を一度全額払っても生活に困らない
向いていない人
- 雇用保険に入っていない個人事業主(給付の対象外。月額プランのほうが安い)
- ChatGPTなど複数のAIツールを広く浅く知りたい(このコースはClaude Codeに特化)
- 約46万円を先に払うのが難しい
- まずは安く試したい(独学から始める考え方は独学かスクールかを参照)
申し込む前のチェックリスト
- 給与明細などで、雇用保険に入っていることを確認した
- 加入期間が2年以上(過去に教育訓練給付を受けたことがあれば3年以上)ある
- 過去3年以内に教育訓練給付を受けていない
- 受講開始日から逆算して、2週間前までにキャリアコンサルティングと受給資格確認を終えられる
- 教育訓練講座検索システムで、講座名が載っていることを確認した
- 437,800円+教材費(最大2万円)を先に払える
- 50%止まり(負担218,900円)でも納得できるか考えた
- 中途解約・返金の条件を書面で確認した
よくある質問
テックメンターの給付金はいくら戻ってきますか?
受講料437,800円のうち、修了で50%(218,900円)、資格取得・就職などの条件で+20%(87,560円)、賃金が5%以上上がれば+10%(43,780円)、合計で最大350,240円です。すべて満たすと実質87,560円になります。
個人事業主でも給付金は使えますか?
雇用保険に入っていない個人事業主は、専門実践教育訓練給付の対象外です。ただし、会社員をやめてから1年以内で、加入期間の条件を満たしていれば対象になる可能性があります。ハローワークで確認してください。
月額プランでも給付金は使えますか?
使えません。公式サイトでは、給付金の対象は3か月コース(税込437,800円・入会金込み)と案内されています。
受講料は先に払う必要がありますか?
はい。給付金は後払いの制度で、受講料をいったん全額払い、修了後にハローワークへ申請して受け取ります。提携ローンでの分割払いも案内されています。
ハローワークの手続きはいつまでに必要ですか?
受講開始日の2週間前までに、訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードの交付を受け、受給資格確認の手続きを終える必要があります。受講後には手続きできません。
50代でも受講できますか?
公式サイトに年齢制限の記載は見当たりませんでした。説明会申込者の平均は35.8歳、40代が約2割と書かれていますが、50代の割合は公開されていません。
出典(2026年10月20日確認)
- Tech Mentor:生成AI×業務効率化 実践コース/同コース(別URL)/料金/専門実践教育訓練給付金について/特定商取引法に基づく表記
- 厚生労働省:教育訓練給付制度/令和6年10月から専門実践教育訓練給付金を拡充します(リーフレット)/教育訓練講座検索システム
- ハローワーク:教育訓練給付金