ChatGPTの仕事での使い方|50代の設計者が毎日使っている6つの場面と、やってはいけないこと

このサイトを運営している私は、50代です。製造業で設計の仕事を20年以上続けてきて、今は個人で設計の受託と事業の立ち上げをしています。
正直に書くと、AIに詳しかったわけではありません。パソコンは仕事で使う程度で、プログラミングもできません。それでも今は、ChatGPTやClaudeをほぼ毎日、仕事の道具として使っています。
この記事では、私が実際にAIを使っている場面と、使ってみて分かった「やってはいけないこと」を書きます。
私が毎日AIを使っている6つの場面
1. 打ち合わせの議事録
打ち合わせを録音し、文字起こしした内容をAIに渡して「決まったこと・宿題・期限」に整理してもらいます。以前は打ち合わせのあとに記憶をたどってメモを書いていましたが、今は確認して直すだけです。
使っている指示の例:
次の文字起こしを議事録にしてください。
・決まったこと
・誰が、何を、いつまでにやるか(表にする)
・まだ決まっていないこと
文字起こしにないことは書かないでください。
最後の一文が大事です。これがないと、AIが話の流れから「それらしい結論」を足してしまうことがあります。
※ 録音するときは、相手に一言断ってからにしています。
2. 資料・計画書のたたき台
提案資料や事業計画書を、白紙から書くのはつらい作業です。今は、伝えたいことを箇条書きで5〜6行書き、「この内容で、見出しと各ページの要点を作ってください」と頼んでいます。
出てきたたき台は、そのままでは使いません。AIの文章は丁寧すぎて、自分の言葉に聞こえないことが多いからです。骨組みだけもらい、言葉は自分で書き直します。
3. Excelの数式
設計の仕事でも事業でも、Excelは毎日使います。「A列の日付が今月のものだけ、C列を合計したい」のように、やりたいことを日本語で書くと数式を教えてくれます。関数を調べる時間がほとんどなくなりました。
4. 海外とのやり取りの翻訳
海外の取引先とメールや資料をやり取りすることがあります。AIに翻訳してもらったあと、訳した文章をもう一度日本語に戻してもらい、意味がずれていないかを確かめています(逆翻訳)。数字や型番が変わっていないかも、この方法で見つけられます。
5. 調べもの
補助金の条件や法律のように、間違えると困ることを調べるときにも使います。ただし、AIの答えをそのまま信じることはしません。「出典のURLも付けてください」と頼み、必ずその公式ページを開いて確認します。
このサイトの記事も、AIに下調べを手伝ってもらいつつ、最後は経済産業省・厚生労働省や各スクールの公式サイトを自分で確認して書いています。
6. 小さな道具を作る
プログラミングはできませんが、AIに「こういうことをしたい」と日本語で説明して、レシートの読み取りや、表の整理をする小さな道具を作ってもらったことがあります。このサイトも、AIと一緒に作りました。
40〜50代でも、「何に困っているか」を言葉にできれば、作るところはAIが手伝ってくれる時代になっています。
使ってみて分かった「やってはいけないこと」
数字と固有名詞をそのまま使う
一番の失敗はこれです。AIは、もっともらしい数字や、実在しない資料の名前を出してくることがあります。社外に出す資料に入れる前に、数字・人名・社名・日付・出典は必ず元の情報で確かめます。
社外秘の情報を何も考えずに入れる
取引先の情報や、社内の数字をそのまま入れるのは危険です。ChatGPTには、入力した内容をAIの学習に使わせない設定があります(設定の「データ コントロール」)。会社員の方は、まず会社のルールを確認してください。会社によっては、使ってよいAIが決まっています。
一度で完璧な答えを求める
最初の答えがいまいちでも、「もっと短く」「表にして」「50代の部長に説明する言葉で」と追加で頼めば、どんどん良くなります。人に仕事を頼むときと同じで、1回で伝わらなくて当たり前です。
最初の1週間でやること
- ChatGPTかClaudeの無料版に登録する
- 学習に使わない設定を確認する
- 今週の打ち合わせのメモか、書きかけのメール1本をAIに整えてもらう
- 「うまくいった指示」をメモ帳に残しておく
使い方を体系的に学びたくなったら、資格や講座を検討するのはそのあとで十分です。
- 資格を目標にしたい → 生成AIの資格はどれを取る?
- 講座で学びたい → 生成AIスクール比較
よくある質問
ChatGPTは無料版でも仕事に使えますか?
議事録の整理やメールの下書き、Excelの数式を聞くくらいなら、無料版でも十分に役立ちます。毎日長い文章を扱うようになったら、有料版を検討すれば大丈夫です。
会社の情報をChatGPTに入れても大丈夫ですか?
入力した内容を学習に使わせない設定はありますが、まず会社のルールを確認してください。会社によっては、使ってよいAIや入れてよい情報が決められています。
AIの答えが間違っていることはありますか?
あります。特に数字・固有名詞・出典は、もっともらしい間違いが出ることがあります。社外に出す前に、必ず元の情報で確かめてください。